夏到来!? 気温が上がってきて出かけたいのに雨でインドアになりがちなマリーナの榊原です。
夏と言えば・・・ジェット・BBQなどなど楽しいことがたくさんありますが、
マリーナスタッフが「夏だな」と思ってしまう代表的なものを紹介&解説します。
初心者でも、長年ジェットに乗っている方でも「一度はやってしまった・・・」90%くらいの方が通ってきた道だと思います。
そう、それは「吸い込み」です!
ジェットはインテークゲートなるものから水を吸い込み、プロペラが高速回転し、水をかき出す仕組みになっています。
画像はウィキペディアより拝借 1.前進時 2.リバース時
水をかき出す最中に異物があると水の通り道(ペラとウエアリングの隙間)に挟まったり、ドライブシャフトにロープが絡まったりします・・・
初めて吸い込んでしまった方からよく聞くのが、「リバースで回したらプロペラが逆回転して外れると思った・・・」です。
ゲートの上下で水の流れが変わるだけなので巻き込みを悪化させてしまっているだけなのです・・・。
そもそも何を吸い込んでしまうのか・・・
ダントツのトーイングロープ・アンカーロープ
トーイング中に曲がったらロープがたるんで吸い込んでしまった。
→トーイング中は後部に補助で乗ってもらい、ロープをたるまないように見張りを付けると◎
ゲレンデから出る際にジェットの下にロープが潜んでいた。
→ゲレンデの係留場でエンジンは掛けず、少し離れた場所に移動してからエンジンを掛けると◎
ロープを吸い込んでしまうと最悪の場合ロープを切ることになります。
せっかくのロープが台無しです。
また、アンカーロープの場合フックなどがゲート内に入ると船体がカケてしまうこともあるので要注意です!
他には、石・木片・ごみです。
石は、砂浜の浅瀬でエンジンを掛け吸い込んでしまった。
→沖にジェットを押しながら乗りこんでエンジン始動すると◎
木片は海の漂流物が多い日に吸い込み。
→コインサイズの木片でもプロペラに噛むとそれだけでエンジンが掛からなくなります・・・漂流物を確認し、避けなら走行すると◎
→海藻などもよくあるパターンです。
ごみも漂流物とパターンが似ています。
いろいろなパターンのごみがありますが代表的なものは、ペットボトルのキャップ・ビニール袋など。(写真はタオル)
→避けながら走行が◎ですが、地球上の皆さんが海にゴミを捨てなければ◎◎◎です!
一度異物を吸い込んでしまうと、エンジン始動が困難な状況になります。
何度もセルを回してしまうと状況を悪化させる可能性が高いです。
万が一、やってしまった場合は一度落ち着き、マリーナやショップに連絡をし、対処法を聞いたり、レスキュー要請をすることが一番の安全策です!
さらにもっと安全を高めることができるのは、必ず2艇以上で海に出ることです!
一人っきりで海上に取り残される恐怖は味わいたくないですね・・・
余計な恐怖も余計なお金もかけずに安心してジェットに乗りましょう!
遊びだからこそ安全に遊びたいですよね!
今年はレスキュー少ないといいなぁ・・・
WESTLAGOON榊原